2004-07-10

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 局地的に激しい雨の恐れ 1時間50ミリ以上も

 気象庁は10日、南西諸島から東北地方で大気が不安定な状態になり、11日にかけ局地的に1時間で50ミリ以上の非常に激しい雨や落雷、突風の恐れがあるとして警戒を呼びかけた。
 気象庁によると、本州付近はここ数日、暖かく湿った空気に覆われており、9日は上空に南海上から寒気が流れ込んで大気が不安定になった。近畿・東海地方では局地的に非常に激しい雨が降り、愛知県の一部地域で10日朝からの総雨量が280ミリに達した。
 今後、近畿・東海地方では10日を中心に1時間に50ミリ以上、東北地方から関東甲信・北陸地方では11日にかけて1時間に30ミリから50ミリの激しい雨が局地的に降る恐れがある。
 東シナ海方面から上空に新たな寒気が流れ込んでくるとともに、日本海付近に停滞している前線が南下してくる見込みで、再び大気の状態が不安定になるという。(共同通信)
愛知で豪雨、東海道新幹線35本遅れ3万人影響

 愛知県北西部で10日朝、激しい雨が降り、東海道新幹線は午前8時半ごろから約50分間にわたり、名古屋―岐阜羽島間で上下線とも運転を見合わせた。

 この影響で、東海道新幹線は計35本が最大1時間7分遅れ、乗客約3万2000人に影響が出た。このうち東京駅に到着する電車では、広島発の「のぞみ42号」が54分遅れるなど17本に影響が出た。(読売新聞)
東海地方で局地的大雨 新幹線に遅れ

 東海地方は10日午前、愛知県内の大雨で、東海道新幹線が一時ストップしてダイヤが乱れたほか、落雷による停電や家屋の浸水などの被害が相次いだ。
 同県一宮市では午前5時ごろの降り始めから正午までの総雨量が284ミリに達し、名古屋地方気象台は「東海地方は10日いっぱい、局地的に激しい雨が降る可能性が高い」として、土砂崩れなどへの注意を呼び掛けた。
 JR東海によると、東海道新幹線は、同県西枇杷島町の雨量計が1時間当たり60ミリの規制値に達し、名古屋−岐阜羽島間で8時35分ごろから約50分間、上下線とも運転を見合わせた。計35本が10分から67分遅れ、約3万2000人に影響が出た。在来線でも一時、運転を見合わせた。
 愛知県によると、一宮市や江南市など7市町で午後1時現在、107棟で床上、床下浸水があった。東名高速道路小牧料金所では冠水のため午前9時10分から約2時間45分、出口を閉鎖した。(共同通信)
<気象庁>激しい雨や落雷、突風を警戒 南西諸島から東北

 気象庁は10日、南西諸島から東北地方にかけて上空の大気の状態が不安定になり、翌11日にかけて局地的に1時間50ミリ以上の非常に激しい雨や落雷、突風の恐れがあると警戒を呼びかけた。

 同庁によると、本州付近はここ数日、暖かく湿った空気に覆われていた。9日、上空に南海上から寒気が流れ込み、大気の状態が不安定になった。今後、東シナ海方面から寒気が流れ込み、日本海付近に停滞中の前線がゆっくり南下する見込みだ。このため、南西諸島から東北地方にかけて再び大気の状態が不安定になり、局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降る恐れがあるという。
 JR東海道新幹線は10日午前8時35分ごろ、愛知県西枇杷島町の雨量計が1時間に60ミリを超す大雨を観測したため、名古屋―岐阜羽島間の上下線で運転を一時見合わせた。上下計35本が最大67分遅れ、約3万2000人に影響が出た。(毎日新聞)

<気象庁>激しい雨や落雷、突風を警戒 南西諸島から東北

 気象庁は10日、南西諸島から東北地方にかけて上空の大気の状態が不安定になり、翌11日にかけて局地的に1時間50ミリ以上の非常に激しい雨や落雷、突風の恐れがあると警戒を呼びかけた。東海道新幹線は10日午前、1時間に60ミリを超す大雨を観測したため名古屋―岐阜羽島間の上下線で運転を一時見合わせている。(毎日新聞)
猛暑も雨で一休み 京都、滋賀で強い雨

京都、滋賀で10日朝、1時的に強い雨に見舞われた。久しぶりのまとまった雨となったが、大津市では床下浸水などの被害も出た。
 京都地方気象台などによると、1ミリ以上のまとまった降雨は京都市内で10日ぶり、舞鶴市でも12日ぶりで、連日の猛暑も一休みとなった。
 京都市内では、午前8時から1時間の雨量は17・5ミリを記録、1時的に雷を伴う強い雨となった。南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気が不安定な状態となったためで、10日夜から11日明け方にかけ梅雨前線の南下で雨が続くが、その後は回復する見込み。
 滋賀県では、県南部と西部で一時、大雨洪水警報が発令された。大津市内では午前8時半ごろから激しい雨となり、アメダスの観測で同9時までの時間雨量が71・5ミリを記録した。
 大津市内では道路約10カ所で冠水、住宅4棟で床上浸水、8棟で床下浸水の被害も発生。市消防局などで消防車を出し、被害状況の把握と警戒にあたった。また、大津市で約2200世帯が停電したほか、草津市、守山市、朽木村の一部などでも、落雷による停電があった。県内の高速道路でも名神や北陸道で午前8時45分から県内全線で時速80キロ規制を行なった。(京都新聞)
愛知北西部で局地的豪雨、浸水被害361棟

 10日午前、局地的に激しい雨が降った愛知県北西部では、床上や床下浸水などの被害が出た。一宮、江南、小牧市、新川町で床上浸水が24棟、11市町で337棟が床下浸水した。

 名神高速小牧インターチェンジでは、道路が冠水したため、出口2か所が約3時間封鎖された。送電線への落雷もあり、一宮署によると、一宮市や木曽川町で、計900世帯が停電した。江南市内では午前6時ごろ、作業所兼資材置き場で、落雷が原因とみられる火災が発生、木造平屋建て建物約100平方メートルが全焼。午前10時25分ごろにも、農家の農機具小屋で、雨でぬれた生石灰が熱を帯びて出火したとみられる火災があり、鉄骨平屋建て同小屋約50平方メートルを全焼した。

 また、一宮市では時間雨量67ミリを記録、未明の降り始めから6時間で281ミリに達し、1日の雨量としては2000年9月の東海豪雨(256ミリ)を上回って1979年の観測以来最高を記録した。(読売新聞)
<大雨>西日本中心に局地的な激しい雨

 日本列島は10日、中国大陸からの寒気が上空に流れ込んで大気の状態が不安定になり、西日本を中心に局地的な激しい雨に見舞われた。気象庁の観測によると、愛知県一宮市では午前5時からの1時間で67ミリ、午後7時までの24時間では286ミリと、いずれも観測史上、最高を記録。大津市で71ミリ、新潟県小国町でも65ミリと、1時間あたりの雨量が50ミリを超えた。

 豪雨の影響で、JR山形新幹線は午後4時5分ごろ、山形県南陽市の雨量計が1時間に45ミリを超す雨量を記録したため、赤湯―かみのやま温泉間の上下線で約2時間20分にわたって運転を見合わせ、4本が同区間で運休した。JR東日本によると、同区間はJR奥羽本線も同じ線路で運行しており上下2本が運休、両線合わせて3900人に影響した。
愛知県では小牧市などで4棟の住宅が床上まで水につかり、一宮市など11の市と町で187棟が床下まで浸水しました。また、午前9時までの1時間に71ミリの非常に激しい雨が降った大津市では、4世帯が入った棟続きの住宅1棟が床上まで水につかり、19棟が床下浸水しました。さらに、大阪府でも松原市などで29棟が、奈良県では田原本町などで11棟が、それぞれ床下まで浸水しました。

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